鉛筆山脈
鉛筆山脈は、削りかすのような雲を頂く、紙の上にだけ現れる山脈。
登山者は鉛筆を一本持って出発し、歩いた稜線を地図に書き足す。書かなかった道は夕方には消えるため、山の全景を知る者はいない。
山腹には黒鉛の鉱脈があり、採った粉は手紙の下書きにだけ使われる。麓の茶屋では、砂糖の地図を砕いた飲み物が登山客を待っている。
記録
- 標高はメートルではなく、必要な消しゴムの回数で表す。
- 山頂の標識には『書き直してよい』とだけ刻まれている。
地理的特徴と景観
黒鉛質の鉱石が鋭く尖った鉛筆の芯のように並び立つ、幻想的な山岳地帯。
- 環境: 山肌から削れ落ちた微細な黒鉛粉が谷間を覆い、風が吹くと山全体がサラサラと音を立てる。
- 利用: 画家や記録官がスケッチ用の高品質な鉛筆芯を採掘するために訪れる。
関連項目
関連記事
RELATED ARTICLES
関連する記録
この記事のメモ
読書メモを記事ごとに、このブラウザだけへ保存できます。
メモはまだありません。
メモはサーバーへ送信されず、別の端末やブラウザとは同期されません。