雲の図鑑館

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雲の図鑑館は、実物の雲を薄いガラスのページへ写し取り、分類する図鑑館。

来館者はページをめくると、積雲の影や雨雲の冷たさを指先で感じられる。分類は形だけでなく、見上げた人の気分や、その日に飛んだ鳥の数でも行われる。

収録できなかった雲は空へ返される。館の窓から見える浮遊する交番は、雲の高さを測る目印として毎日記録される。

記録

  • 同じ雲を二度登録しないため、雲には短いあだ名を付ける。
  • 雷雲のページは静電気が強いため、二人で同時に触れない。

図鑑館の施設と活動

山頂付近に建ち、空に現れる様々な雲の形や色、流れる速度を詳細にスケッチ・分類して図鑑にまとめる研究施設。

  • 展示物: 手描きのアクリル画やガラス乾板写真による巨大な「雲の標本棚」。
  • 体験: 来訪者はテラスの寝椅子に横たわり、図鑑と空を見比べながら雲の命名を楽しむことができる。

関連項目

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関連する記録

雨の切符雨が降る日のみ改札で発行される、行き先の書かれていない切符。雲上郵便局雲の高さに建ち、地上から見上げると宛先の文字だけが見える郵便局。影の市場日中の物の影だけを持ち寄り、夕方に交換する市場。遠回り専門旅行社目的地まで最短で着かない旅だけを設計する旅行社。鉛筆山脈削りかすのような雲を頂く、紙の上にだけ現れる山脈。季節を貸す店数時間だけ別の季節の空気を借りられる、小さな貸し衣装店のような店。

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