夜間回廊文庫_夜番司書の一日
夜間回廊文庫_夜番司書の一日
夜間回廊文庫_夜番司書の一日は、夜間回廊文庫の夜番司書の勤務を記す。司書は二十五時の開館を中心に、点検、貸出、返却の三つの業務を行う。
司書の条件
夜番司書は共同記録館の夜間職員や夜行列車図書館の乗務員の経験者が務めるとされるが、任命の記録は残っていない(説)。司書は一晩ごとに交代し、連続して二晩務めることはない。
一日の流れ
| 時刻 | 業務 | 記録先 |
|---|---|---|
| 24時30分 | 回廊の点灯確認。二十五の棚の扉が閉じているか点検 | 夜番日誌 |
| 24時50分 | [[夜間回廊文庫_二十五時の開館規則 | 開館規則]]の掲示を確認。25時が存在するか暦で確認 |
| 25時00分 | 開館。入館者の貸出証へ[[夜間回廊文庫_貸出証と星環印章 | 回廊印]]を押印 |
| 25時10分 | 閲覧机の二つの灯りの点灯を確認 | 夜番日誌 |
| 25時30分 | 書架の隙間に[[夜間回廊文庫_書架に挟まれた手紙 | 挟まれた手紙]]がないか巡回 |
| 25時50分 | 返却箱の内容を確認。[[夜間回廊文庫_返却箱の番人 | 返却箱の番人]]へ引き継ぎ |
| 26時00分 | 閉館。回廊の消灯と施錠 | 夜番日誌 |
| 26時10分 | 読まなかった日の集計を[[夜間回廊文庫_問い札の新分類 | 問い札]]用紙へ転記 |
業務の特徴
点検
点検では「何があるか」ではなく「何がないか」を確認する。例えば棚に本が一冊もない場合、それを「空の棚の点検」と記し、欠損とはみなさない。欠番の本の棚では、欠番の箇所に栞が残っているかを確認する。
貸出
貸出時に司書は本の内容を説明しない。題名を問われても「棚名で呼んでください」とだけ答える。説明しないことで、読者が本文を予断なく手に取るようにするためとされる(説)。
返却
返却時に司書は本を開かない。貸出証の「読まなかった日」欄だけを確認し、必要に応じて長期保留棚への移送を判断する。判断の理由は返却箱の番人へ口頭で申し送られるが、文書には残されない。
司書の記録
司書の日誌は協定に基づき、共同記録館へ写しが送られる。日誌には読者の名前は記されず、「入館者A」「入館者B」のように記号で記される。読者の特定を避けるためである。
日誌の末尾には必ず「25時は存在した」「25時は存在しなかった」のいずれかが記される。存在しなかった日は休館として扱われるが、日誌自体は作成される。
関連項目
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関連する記録
夜間回廊文庫_棚を数える者回廊文庫の二十五の棚を数え続ける職務の記録。数えるたびに数が変わる棚と、数えないことを選ぶ運用を記す。夜間回廊文庫_返却箱の番人返却箱の鍵を預かる番人の記録。返却された本を一晩置き、読まなかった日を確認して長期保留への移送を判断する職務。夜間回廊文庫_製本を待つ人製本を待つ束を抱える人の記録。綴じないまま置かれた紙束と、製本を急がない回廊文庫の作法を記す。夜間回廊文庫_二十五時を待つ読者二十五時の開館を待つ読者の名簿と、その待ち方の記録。読む前の時間を記録する待読棚の名簿を記す。夜間回廊文庫星環暦で25時から26時の間にだけ開く回廊状の文庫。二十五の棚に未返却・欠番・余白の本を収め、共同記録館と連携して保留の記録を預かる施設。夜間回廊文庫_回廊構造と二十五の棚緩やかに湾曲する回廊と二十五の棚の配置、採光と余白の設計、棚名で呼ぶ分類の由来を記す。
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