交差創作_夜間回廊文庫と星屑印刷工房
交差創作_夜間回廊文庫と星屑印刷工房
交差創作_夜間回廊文庫と星屑印刷工房は、夜間回廊文庫と星屑印刷工房が交差した記録である。刷ることを担う工房と、綴じないことを担う文庫が、校正紙と試し刷りを介して接続する。
交差の経路
星屑印刷工房では、本を刷る前に校正紙と試し刷りが作成される。校正紙は本文の誤りを検品するための紙であり、試し刷りは色や紙質を確認するための束である。これらの紙は通常、検品後に破棄されるが、一部が回廊文庫へ預けられるとされる(説)。
| 工房の資料 | 回廊文庫での保管場所 | 用途 |
|---|---|---|
| 校正紙 | [[夜間回廊文庫_索引だけの本 | 索引棚]] |
| 試し刷りの余白 | [[夜間回廊文庫_余白だけを残した本 | 余白棚]] |
| 試し刷りの端切れ | [[夜間回廊文庫_製本を待つ人 | 製本棚]] |
| 印刷の試し押し印 | [[夜間回廊文庫_星環共通印章の押印簿 | 押印簿棚]] |
預けられた紙は、工房では「破棄予定」であったものが、文庫では「蔵書」として扱われる。破棄と保存の境界が、施設をまたいで反転する。
校正紙の検品と余白の検品
星屑印刷工房の検品は、誤字や脱字を探すことを目的とする。一方、回廊文庫の余白の検品は、余白の広さや紙目の美しさを確かめることを目的とする。両者の検品は、同じ校正紙を対象としながら、見る場所が異なる。
余白の検品員の記録には、校正紙の余白に「余白良好」とだけ記した検品票が残る。この検品票は、回廊文庫の索引棚で索引だけの本とともに保管される。
印刷と製本の分担
星屑印刷工房は「刷る」ことを、回廊文庫の製本を待つ人は「綴じない」ことを担う。刷られた紙束がすぐに本にならず、製本を待つ時間が設けられることで、紙束の順序が入れ替わる余地が生まれる。入れ替わりは製本を待つ人の記録へ記される。
この分担は、折丁の面付け係の記録と比較される。いずれも「完成させない」ことを業務とする点で共通する。
史料と論点
交差の記録は、星屑印刷工房の納品簿と回廊文庫の押印簿に残る。納品簿では「破棄予定紙を文庫へ譲渡」、押印簿では「工房より預かり」と記され、同一の紙を指すかは未詳とされる(説)。譲渡の時期についても、星環970年の再発見前後で記録が分かれる。
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