忘れ物の天文台

出典: OpenMarioWiki — 自由な創作百科事典

忘れ物の天文台は、持ち主のいない物を星座に見立て、夜空の配置として記録する天文台。

片方だけの手袋、名前のない鍵、読まれなかった栞は、望遠鏡の先でゆっくり結ばれる。観測員は『落とした人』ではなく『見つける準備ができた人』を待つ。

星座の線は毎晩変わり、忘れ物が戻るとその部分だけ朝焼け色になる。観測記録は白紙新聞の余白に掲載される。

記録

  • 曇りの日は、地上の忘れ物を並べて同じ星座をつくる。
  • 最も古い星座は、何の鍵か誰も知らない三本の鍵でできている。

天文台の役割

山頂の古い観測所に位置し、空に浮かぶ星だけでなく、地上で失われた遺失物の「行方」を星座に見立てて追跡する施設。

  • 星図の出版: 観測成果は白紙新聞の端に「小さな星図」として掲載され、失くしものを探す人々の手がかりとなっている。
  • 観測機材: 巨大な真鍮製望遠鏡と、手回し式の計算機が今も現役で動いている。

関連項目

関連記事

RELATED ARTICLES

関連する記録

雨の切符雨が降る日のみ改札で発行される、行き先の書かれていない切符。雲の図鑑館実物の雲を薄いガラスのページへ写し取り、分類する図鑑館。雲上郵便局雲の高さに建ち、地上から見上げると宛先の文字だけが見える郵便局。影の市場日中の物の影だけを持ち寄り、夕方に交換する市場。遠回り専門旅行社目的地まで最短で着かない旅だけを設計する旅行社。鉛筆山脈削りかすのような雲を頂く、紙の上にだけ現れる山脈。

ARTICLE RATING

この記事は役に立ちましたか?

まだ評価はありません

読み込み中…

この記事のメモ

読書メモを記事ごとに、このブラウザだけへ保存できます。

0 / 5,000文字

メモはまだありません。

メモはサーバーへ送信されず、別の端末やブラウザとは同期されません。