交差創作_乗船券と遠景市の切符

出典: OpenMarioWiki — 自由な創作百科事典

乗船券の綴りの整理の際、一枚の切符の切れ端が紛れているのが見つかった。

乗船券の控えは位相記号の書き換え履歴とともに綴られる。しかし紛れていた切れ端は、検札機の切り離し口に詰まった形ではなく、道端で拾われた形に折れていた。港の窓口には、その折れ方を知っている者がいなかった。

切れ端は遠景市の切符の切れ端収集室の台紙に貼られたものと同じ紙質で、余白には遠景市の文字がうっすら残っていた。収集室では切れ端の折れ方からその日の天気を復元する。遠景市の記録によると、その切れ端が使われた日は、激しい雨の日だった。

乗船券の綴りの同じ日付の欄には、こう記されていた。

「この日、出発理由を言えなかった乗客がいた。帰路の確認を要する。」

二枚の切符は、どちらも同じ日の記録だった。一方は遠景市の雨の日を、もう一方は境界航路の出発の日を。どちらが先で、どちらが後に書かれたのかは、どちらの資料にも記されていない。

切れ端は遠景市の収集室へ返され、乗船券の綴りには「遠景市の切符が紛れていた」とだけ注記が加えられた。二枚の切符の関係は、未確認のまま残されている。

時期は、世界道八号線の開通(星環837年秋、世界道一覧)によって遠景市が初めて世界道網へ接続された後とみなされる。詳細な月日は記録されていない。

薄明圏アーカイブ_乗船券の綴り | 遠景市アーカイブ_切符の切れ端収集室 | 薄明圏アーカイブ_乗船券

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