交差創作_0時の温室と旅路ラジオ

出典: OpenMarioWiki — 自由な創作百科事典

0時の温室には、真夜中だけ咲く花がある。 温室の管理人はそれを「電波蘭」と呼んでいた。 花は音に反応して開くのではなく、電波に反応して開くのだ。

ある夜、旅路ラジオの深夜帯が、通常とは異なる周波数で放送された。 パーソナリティは「今夜だけ、世界の端まで届ける」と言っていた。

温室の花が、一斉に開いた。 管理人が計測すると、ラジオの電波が植物の生長促進ホルモンに作用していた。

「ラジオを聴かせると、植物は育つんですか」と管理人が問うと、 ラジオの中から答えが返ってきた。 「育つのは植物だけじゃないですよ。聴いている人も、一緒に育っています」

温室の花はその夜、通常より二時間長く咲き続けた。

0時の温室 | 旅路ラジオ | 夜色世界 | 藤井風世界

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