薄明圏アーカイブ:乗船券の綴り
乗船券の綴りは、乗船券の控えを港の窓口ごとに集めた記録である。位相記号の書き換え履歴と、偽造券の回収事例が併せて保存される。
控えの保存
窓口では発行した券の控えを綴り、発行日時の欄に位相記号の書き換えの有無を記す。書き換えは発行者の手書きで行われ、同じ発行日時の券でも港によって書式が異なるため、綴りは港ごとに分けて保存される。
偽造券の事例
綴りには偽造券の回収事例が添えられる。水に濡らすと位相記号の欄だけが消える性質を使った検品の結果が記録され、回収された偽造券の多くがオルフェ号の帰港日を示すと称するものであったことが書き留められている。
照合
綴りは出発のたびに乗船券と照合され、照合の記録は航海日誌の「船内の変化」欄に反映される。照合を終えた控えは、綴りの末尾に「返却済み」の印とともに束ねられる。
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