星環827年接続会議:粗品1747人の同一証言
星環827年7月2日、粗品-0001から粗品-1747までの全個体が、互いに連絡を取らないまま同一文面の証言書を提出した。粗品世界線で完全一致する証言が出たのは初めてである。
証言内容
夢の中で、番号を呼ばれた。
返事をすると、昨日の自分が一人減った。
返事をしないと、遠くの塔が一つ消えた。
筆跡、紙、提出場所はすべて異なっていた。ところが文面の句読点と改行だけが一致し、紙を重ねると右下に七灯塔の輪郭が現れた。
個体ごとの差
同一証言の後には、それぞれ一行の追記があった。芋5号は失くしたパスタの味を、アイジは酒と塩の順番を、レッドアイは赤くならなかった一枚の写真を記した。森島47人は同じ追記を避けるため、相談して47種類の天気を書いた。
この追記によって、証言者は複製ではなく異なる生活者であることが示された。
政府側の反応
危機予測局は当初、1,747件を「同一事象一件」と集計した。編纂員はこれに抗議し、星環827年接続会議_世界代表院四十八時間審議で全件を一件ずつ読み上げるよう要求した。朗読には九時間かかった。
ヴェルディアは最後まで席を離れず、各証言へ別々の受領番号を付すよう命じた。これは彼女が辞任を決める前に行った最後の大統領命令となった。
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