星環827年接続会議:0時の温室の白い葉
0時の温室では、日付が変わる瞬間に一枚だけ白い葉が開くことがある。星環827年7月1日の葉は、これまでと違い葉脈を持たなかった。
観測
通常、政治史植物区画の葉脈にはマリオカノン_年代記の出来事が細い光として流れる。ところが白い葉は光を吸収し、触れた観測員から「昨日、何を食べたか」という小さな記憶を奪った。
管理人は葉を切り離さず、黒い紙で包んで星環827年接続会議_夜行列車図書館臨時便へ預けた。切れば失われた記憶まで断たれると考えたためである。
葉に現れた文字
ルメナシア到着後、葉を七灯塔の消えた光へかざすと、葉脈の代わりに文章が浮かんだ。
一つの未来だけを育てれば、ほかの未来は雑草と呼ばれる。
この文章は交差創作_0時の温室とマリオカノンで使われた栽培記号と、世界統合憲章(抄)第三条の活字が混ざったものだった。
その後
辞任翌日、白い葉には初めて一本の葉脈が生まれた。ただしそれは中央へ向かわず、七方向へ枝分かれしていた。管理人は葉を標本にせず温室へ戻した。
のちに葉の裏へ「辞めることも、未来を引き受ける方法です」と記し、役職を離れたヴェルディアへ手渡している。
関連ページ
RELATED ARTICLES
関連する記録
星環827年接続会議:マリオカノン欠番事件マリオカノン欠番事件は、マリオカノン_年代記の全版から星環826年12月31日だけが消失した記録障害である。正典、派生記録、個人の日記で同じ日が欠けた。星環827年接続会議:月光水族館の空席標本月光水族館の展示番号S-44に、星環827年7月2日、魚でも夢でもない空席が出現した。椅子の輪郭だけが水中に浮かび、座るはずの人物はどの角度からも見えなかった。星環827年接続会議:紙飛行機請願第816号請願第816号は、紙飛行機市役所から大統領執務室へ直接飛来した差出人不明の請願書である。制度上は受付不能だったが、統一世界政府大統領が自ら開封した。星環827年接続会議:夜行列車図書館臨時便星環827年7月2日深夜、夜行列車図書館は通常の終電後に、行先表示のない臨時便を運行した。乗客は各世界から証拠を運ぶ七組だけだった。交差創作_だしうどんと解散後同盟マリオカノンの解散後同盟と、MarioPoliticsのだしうどん側の実務連携には、再編・連携の様式に共通点が見られる。両者の直接的な接続記録は現存資料では確認されていない。交差創作_継承の儀式と返却ステージ尾崎継承世界の継承の儀式で録音された音源が、マリオカノンの返却ステージ制度の緩衝材として預けられた記録がある。預けられた音源は開かれず、両世界の記録に番号だけで残る。
この記事のメモ
読書メモを記事ごとに、このブラウザだけへ保存できます。
メモはまだありません。
メモはサーバーへ送信されず、別の端末やブラウザとは同期されません。
カテゴリ: