夢の翻訳機の取扱説明書改訂版

出典: OpenMarioWiki — 自由な創作百科事典

他者の夢をテキスト化する機器のトラブルシューティング。

機械の概要

夢の翻訳機は、目覚めた直後の夢を、意味ではなく手触りとして別の言葉へ移す装置である。機械に話しかけると、夢の内容は『冷たい階段』『遠くの橙色』のような短い句に置き換わる。正解を求めない翻訳なので、同じ夢でも日によって出力が異なる。

本稿は、その取扱説明書の改訂版である。初版からの変更点は、各項目に「改訂」の注記を添えて記す。

基本的な使い方

  1. 目覚めた直後に、機械の前で夢を話す。
  2. 出力された短い句を、一週間だけ保管する。
  3. 期限を過ぎた句は紙飛行機になり、窓から放つ。

話すときの注意

  • 夢は意味ではなく手触りとして話すこと。「怖かった」ではなく「冷たい階段だった」と。
  • 笑いながら話すと、出力が明るい句になる。
  • 泣きながら話すと、出力は水に濡れたように滲むが、それも記録として残る。

保管と出力

  • 翻訳された句は一週間だけ保管できる。期限を過ぎると紙飛行機になる。
  • 出力紙は水に濡れると、元の夢の色に戻る。色は再び翻訳できない。
  • 旅の出発前には、遠回り専門旅行社がこの句を一つだけ行き先のヒントにする。ヒントに選ばれた句は、そのままパンフレットの余白に貼られる。

故障と対処

機械が夢を先回りする

装置は眠る前には使えない。眠る前に使うと、機械がその夜の夢を先回りしてしまい、翌朝の出力が空になる。対処法はなく、その夜の夢は機械なしで話すしかない。

出力が同じ句になる

同じ句が続くときは、夢を話す場所を変えると直ることが多い。窓辺、玄関、階段の途中など、場所によって機械の聞き取り方が変わる。

紙飛行機が戻ってくる

放った紙飛行機が戻ってくる場合は、その句がまだ必要である印。期限を無視してもう一週間保管できるが、二度目の放流は必ず成功する。

改訂の記録

  • 初版では「夢は朝一番に話すこと」とあったが、改訂版では「話せるようになったときに話すこと」に改められた。
  • 初版で「翻訳の正しさ」という言葉が使われていたが、正解を求めない翻訳であるため、改訂版では削除された。
  • 改訂版では、季節を貸す店で借りた季節の空気を吸ってから話すと、出力に季節の匂いが混ざることが追記された。

関連項目

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