夜間回廊文庫_索引だけの本
夜間回廊文庫_索引だけの本
夜間回廊文庫_索引だけの本は、夜間回廊文庫の索引棚に収められた蔵書である。いずれも本文を持たず、目次や索引、見出し一覧だけを収める。本文の不在を「未完成」ではなく「索引という完成」として扱う。
蔵書の構成
| 書名 | 収録内容 | 頁数 |
|---|---|---|
| 『存在しない本文の目次』 | 章題のみ二十章。各章題は「第一章 欠番」など | 8頁 |
| 『読まれなかった本の索引』 | 五十音順の索引。指示する頁は存在しない | 12頁 |
| 『二十五の棚の目次』 | 回廊文庫の二十五の棚の名称一覧 | 4頁 |
| 『星環970年の目次試案』 | [[星環970年_夜間回廊文庫の再発見 | 再発見]]当時に作られた仮目次 |
| 『問いの索引』 | [[夜間回廊文庫_問い札の新分類 | 問い札]]の分類項目のみを並べた索引 |
いずれの本も星屑印刷工房で刷られた校正紙の段階で本文を省き、索引だけを残したものとされる(説)。目次を編む者の仕事との類似が指摘される。
読み方
索引だけの本は、通常の本のように通読されない。読者は索引の項目を一つ選び、その項目が指し示す「存在しない頁」を想像する。貸出証の「読んだ日」欄には、選んだ索引項目が記録される。選ばなかった項目は「読まなかった日」として残る。
この読み方は利用手引きで「索引を読むとは、本文を読まないことを選ぶこと」と説明される。
索引と余白
索引だけの本の頁は、索引項目の行間が広く取られ、行間が余白として読まれる。余白には読者が自由に書き込みを残すことができ、書き込みは余白だけの本の素材として転写される場合がある。
共同記録館での扱い
索引だけの本は共同記録館では「本文がない資料」として、通常の蔵書とは別の目録に収められる。協定第二条により、公開の可否は判断されず、目録には「索引のみ」とだけ記される。
関連項目
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