交差創作_夜行列車の忘れ物とあわらの記録
交差創作:夜行列車の忘れ物とあわらの記録
夜行列車図書館で見つかった一冊のノートは、あわらがかつて書き留めた記録だった。列車司書がノートを返そうとした先に、あわら本人が立っていた。
発見
夜行列車図書館の司書が、座席の網棚に置き忘れられた一冊のノートを発見した。背表紙には何も書かれていない。ページを開くと、そこにはクイズ大会の感想、取材のメモ、そして誰かに宛てたのではない独白が、日付順にびっしりと書かれていた。
署名のない最後のページには、一行だけこうある。
「このノートを開いた人が、必要だと思ったら返してください。」
返却
司書はノートの筆跡を手がかりに、OpenMarioBook登場人物一覧を調べた。あわらの記事にあるサインと一致することを確認し、連絡を取った。
数日後、夜行列車図書館の読書灯の下で、司書とあわらは向かい合って座った。 あわらはノートを受け取り、一番最後のページを書き足した。
「読み終えられなかった物語は、列車に預けておくことにしました。またのせてもらえますか。」
それ以来、あわらが夜行列車図書館にノートを預ける習慣が始まった。列車司書はそれを「預かり棚」の常連として保管している。
関連項目
RELATED ARTICLES
関連する記録
交差創作_夜色とアカサティアの境界市場夜色世界の暗闇市とアカサティア第八区の境界が、新月の夜に限って重なる場所がある。二つの夜の出会う市場では、灯りを商品とする取引が行われる。交差創作_小杉世界と夜色世界_年輪と暗闇小杉世界の年輪記録所の幹に、夜色世界の暗闇市で取引される黒い年輪模様が現れた交差現象の記録。交差創作_夜間回廊文庫と紙飛行機市役所請願の市役所と保留の文庫の交差。夜間にしか書けなかった請願の控えが回廊文庫へ移管される経路を記す。交差創作_夜間回廊文庫と星屑印刷工房刷る工房と綴じない文庫の交差。校正紙と試し刷りが回廊文庫の索引棚と余白棚へ預けられる経路を記す。交差創作_夜間回廊文庫と薄明圏旧港記憶倉庫記憶を預かる倉庫と読まないことを預かる文庫の交差。開封しない記憶貨物と長期保留の本が対応する。交差創作_夜間回廊文庫と風のピアノ室風の音楽と余白の文庫の交差。風のピアノ室で見つかった楽譜の余白写しが回廊文庫の挟込棚へ収められる。
この記事のメモ
読書メモを記事ごとに、このブラウザだけへ保存できます。
メモはまだありません。
メモはサーバーへ送信されず、別の端末やブラウザとは同期されません。
カテゴリ: