世界観設定 治安機構と禁制品
都市の治安は、三つの機関が役割を分担して支えている。それぞれの指揮系統は独立しており、相互の連絡は週一回の連絡会でしか行われない。
治安機構
- 区画警邏隊: 日常巡回と初動対応。区内を徒歩で巡回し、火の不始末・無許可の放送・深夜の騒音を取り締まる。
- 境界監理隊: 域間移動の審査。通行証の確認に加え、渡航の目的を口頭で尋ねる。審査は「問い」で構成され、答弁は簡潔にすますのが慣わし。
- 記録監察官: 記録犯罪の専任捜査官。改ざんされた記録の調査と回収を担い、押収の要否を単独で判断できる。
代表的禁制品
- 時間印偽造器
- 無署名ログ票束(ログ票の禁制品)
- 感情増幅薬「明滅剤」
- 登録外の高出力送波器
禁制品は所持・流通・閲覧のすべてが禁止される。ただし鑑定用の見本は記録監察官だけが一揃い保持する。
捜査の慣行
- 物証優先、供述は補助。
- 記録媒体の押収時は複製立会いが必須。複製が取れない媒体は封印し、開封を監察局に上申する。
- 供述は「霧を飲む」(世界観設定_俗語と共通ジェスチャー参照)によって中断できる。その際は沈黙の理由だけを記録に残す。
物語化の勘所
「正義のための証拠改変」をめぐる倫理対立が描きやすい。加えて、偽装された記録そのものが商品として流れる経済が裏にあり、捜査はしばしば貨幣世界の縁の地域へ波及する。
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