世界観設定 メディアと情報流通
この世界観の情報は、速さよりも「どの場所でも同じ内容が届いたか」で価値が決まる。同じ話が同時に二つの区で聞こえたとき、初めてそれは「情報」として記録に乗る。
主なメディア
- 道の声(路上掲声): 定時になるとだけ鳴る声。区の角々から短い報せが流れ、あとで民生掲示板に載せなかったものだけを選んで伝える。
- 灯の板(灯字板): 昼は何も見えない板。夜の間だけ文字や記号が浮かぶ。正式な告知はここに出る。
- 短いの声(私信波): 個人的な近距離のやりとり。閉じた板で行い、外へ流れた場合は「漏れた」と言う。
情報の信頼ランク
- 一次記録 – 現場で得た最初の記録
- 検証済みの記録 – 関係者の確認を経たもの
- 転記 – 誰かが写し残したもの
調査や物語では、このランクが話の重みの基準になる。検証済みより下の話も複数ならべれば、当時は軽く見えていた事実が、段を追って重みを取り戻す、という書き方ができる。
流通上の特徴
- 情報の「正誤」の判定は、訂正を編み込んだ日の時刻で決まる。
- 夜半に出た開示は、定時まで「未確定」の情報として扱われる。
物語の種
誤報を「一次記録」に見せかける偽装が、各地で不安を生む。その誤報を唯一見抜ける立場の者が、最後に幻の出どころになる、という道筋も書きやすい。
併読
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