風待ちの問い蔵
風待ちの問い蔵
風待ちの問い蔵(かぜまちのといぐら)は、明環期に、救世主(灯を返す者)が未詳の向こうの風へ預けた問いを、いつか答える誰かのもとへ届くまで保つ蔵である(説)。
概要
明環期は「答えないまま続く」時代として始まった。薄明後期の星環899年に編まれた保留総目録が託した問いは、星環900年代には星屑切手市の宛先のない窓口を経て、救世主が未詳の向こうの原っぱへ運ぶものとして伝わる。風待ちの問い蔵は、その風に預けられた問いを、誰かが答えを名づけるまで引き受けて保つ場所として語られる(説)。
役割
- 風に乗って届く問いを、壊さずに受け止める。
- 問いに答えを出すのではなく、答えが出るまで棚に保つ。
- いつか名前をもらう誰かが来るまで、問いが失われないように見張る。
この蔵は、救世主が「失くさないように持ち続けること」を救済とした伝承と、明環期の「問いを解消せず保つ」編集方針とを、一つの場所で結びつける存在として描かれる(説)。
史料と論点
風待ちの問い蔵の記録は、救世主の伝承と同じく、出所が口承または複数団体の目録の余白に依托しており、実在した施設か寓意かは未詳である(説)。この施設は明環期の伝承として併記される。
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