越境者の手記_八角世界から薄明圏へ
越境者の手記_八角世界から薄明圏へ
越境者の手記_八角世界から薄明圏へは、八角世界から薄明圏へ渡った者の手記である。
手記の内容
八角世界の八角宮庁を出て、港湾都市ネオンプリマに着くまでの記録。書き手は「角番の見習いだった者」と名乗っている。
八角世界では、建物の角が正しい向きを向いているかを測っていた。薄明圏の倉庫は、どれも四角い。四角い倉庫が並ぶ中に、八角の倉庫が一棟だけあると聞いて、私はそれを見るために渡った。 八角の倉庫は、案内の人が「理由は誰も知らない」と笑うような、静かな建物だった。角を測る習慣のない世界で、私は自分の物差しを持て余した。
記録の扱い
手記は八角倉庫の記録とともに、ネオンプリマの市電網の資料室で見つかった。八角倉庫の理由が記されていないことも、この手記が史料とされない理由の一つである。
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