研究ノート_揺らぎ証言と統計
研究ノート_揺らぎ証言と統計は、揺らぎ証言(マリオカノン_用語辞典の「同一事件に対する複数証言の不一致」)を統計的に扱う際の考え方を整理した考察である。揺らぎ証言は欠陥ではなく保存対象であり、不一致自体が記録が本物であることの傍証として扱われる。
方針
- 証言間の不一致は、記録の品質が低いことの指標とは見なさない。
- 不一致の分布は、記録がどのように生成・流通したかを示す傍証として扱う。
- 証言数の大小は保存の可否を決めない。証言が1件しか残っていない事件も、保存の対象となる。
実例
- マリオカノン_記録主権論争の証言差分は、数値の一致ではなく「どちらの記録も残された」こと自体が記録の価値を示す例とされる。
- マリオカノン_断章アーカイブ_矛盾ごと保存の実例集では、証言Aと証言Bの並置を基本の体裁とし、集計的な優劣づけを行わない。
考察
- 統計的な要約(「大半の証言が一致する」など)は、元の証言の並置を消さない範囲でのみ許容される。
- 要約はあくまで参照用であり、マリオカノン_断章アーカイブの保存対象は個々の証言そのものである。
関連項目
RELATED ARTICLES
関連する記録
研究ノート_空白を事件の不存在と同一視しない空白を事件の不存在と同一視しないは、記録の空白を事件が起きなかったことの証明と見なさない編集原則を考察する研究ノートである。研究ノート_見出しの階層が変わるとき資料の改訂で見出しの階層が変わったとき、目次・番号・リンクへ何が起きるかを考察した研究ノート。研究ノート_十年紀記事の編集原則十年紀記事の編集原則は、年記事の連接を重視し、記録の流れを読み取る十年紀記事の編集方針を考察する研究ノートである。研究ノート_前史の年記事の記録粒度前史の年記事の記録粒度は、出来事が少ない前史期の年記事を編集する際に、資料が示す粒度を保って記録する方針を考察する研究ノートである。研究ノート_目次と年記事の対応関係年単位の記録(年記事)と冊子の目次がどのように対応するかを整理した研究ノート。研究ノート_余白の保全と記録の継承余白の保全と記録の継承は、未確定の記録を余白として保ちながら、次期の記録者へ委ねる編集作法を考察する研究ノートである。
この記事のメモ
読書メモを記事ごとに、このブラウザだけへ保存できます。
メモはまだありません。
メモはサーバーへ送信されず、別の端末やブラウザとは同期されません。
カテゴリ: