星環800年_連絡途絶の継続案件登録
星環800年_連絡途絶の継続案件登録
星環800年_連絡途絶の継続案件登録は、星環800年春、グローバル年表の前史欄で星環799年のオルフェ号消失を境界航路の継続案件として登録した出来事である。この登録により、消失は「解決のついていない記録問題」として翌年以降の年表に載り続け、薄明後期の記録文化の出発点とされる。
選択された三つの扱い
星環799年の消息絶に対しては、当時少なくとも三つの処理が想定できた。
| 扱い | 内容 | 採否 |
|---|---|---|
| 遭難として閉じる | 航海の失敗として記し、以後追わない | 採られず |
| 捜索の成否で閉じる | 捜索終了をもって事件を完了とする | 採られず |
| 継続案件として登録する | 空欄を保持したまま、年表上の未解決事項として載せ続ける | 採用 |
採用の根拠として引用されるのは、星環796年の手続である。航路票が第五連絡点まで到達し、以降が空欄である以上、記録は「終わっていない」。したがって事件を閉じる根拠が記録側に存在しない、という整理になる。
同時におこなわれた整理
冬には、星環暦と地域暦を併記する記録整理の試案が作られた。薄明前期の記録は港ごとに別々の暦で書かれており、事件の順序を世界横断で語れなかった。試案は両者を統合せず、同じ行に二つの暦を並べ、換算できない箇所を換算不能と記す方式を採った。この方式は星環802年の仮目録、星環858年_小暦併記の標準様式へ続く。
登録が生んだ効果
- 星環801年の出典札付けと仮索引の運用が、継続案件の関連資料を収める器として始まった。
- 越境事件群がこの年を境に急増して記録されるのは、記録側に応答義務が生じたためであり、事件そのものの増加と区別して読む必要がある。
- 「空白を事件の不存在と同一視しない」という編集原則が、この登録を端緒として語られる(研究ノート_空白を事件の不存在と同一視しない)。
説と論点
登録の主体。港の書記組合であるとする記述、薄明圏アーカイブ_反響税関の台帳によるものとする記述、双方の連名とする記述が並ぶ。氏名は残らない。
継続案件の成立年。消失の翌年(星環800年)に登録されたとする通説に対し、実際には星環801年の整理作業中に登録されたという説もある(説)。後者は仮索引の成立時期を根拠とする。
「後期の始まり」の妥当性。薄明後期の開始をオルフェ号消失(星環799年)に置く記述と、本登録(星環800年)に置く記述が併存する。年代記事の多くは消失を境とし、制度史の記事は登録を境にすることが多い。
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