夜間回廊文庫_共同記録館との協定

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夜間回廊文庫_共同記録館との協定

夜間回廊文庫_共同記録館との協定は、夜間回廊文庫共同記録館の間で結ばれた協定である。回廊文庫が「読むことを保留する」蔵書を預かる一方、共同記録館がその目録と監査を担うという役割分担を定める。

締結の経緯

協定の前史は第一回余白監査にさかのぼるとされるが、文書としての協定が確認されるのは星環970年の再発見以降である。再発見時に回廊文庫の棚卸しを行った調査員が、旧港記憶倉庫の分類と重なる部分があるとして、共同記録館へ照会したことが契機とされる(説)。

協定書は星環共通印章の制定後に追認の押印を受け、現在は回廊文庫の協定棚と共同記録館の草稿保管庫の双方に写しが保管される。原本と写しを同じ棚に置かない運用は、貸出証の複製規則と同様である。

協定の主な条項

内容
第一条回廊文庫は、読むことを保留された本を「預かり蔵書」として保管する
第二条共同記録館は、預かり蔵書の目録を作成し、公開の可否を判断しない
第三条預かり蔵書の返還請求があった場合、請求者の読まなかった日を確認のうえ返還する
第四条長期保留棚の資料は、開封せずに保管し、開封の要請があっても保留票を付して返答する
第五条問い札の新分類は、回廊文庫が試行し、共同記録館が目録へ反映する
第六条回廊文庫の二十五時の開館規則は、共同記録館の監査対象から除外する

第六条の除外規定により、回廊文庫の開館時刻や棚の数え方は、余白監査第二回公開監査の評価対象外とされる。

預かり蔵書の区分

預かり蔵書は次の三区分で管理される。

  1. 保留 — 一時的に読むことを見合わせている本。貸出証の「読まなかった日」欄が埋まるまでの間。
  2. 長期保留 — 読み手が現れないまま一定期間を経た本。長期保留棚へ移送される。
  3. 問い札化 — 本文を読まず余白だけを読んだ本から生じた問いを、問い札として保管する。

区分の変更は夜番司書と返却箱の番人の協議で決められ、司書日誌へ記録される。

監査と公開

共同記録館は回廊文庫の蔵書を監査するが、評価は行わない。監査では「何が読まれたか」ではなく「何が読まれなかったか」が記録され、読まれなかった理由は問われない。監査結果は再発見の附属資料として公開されるが、本文の内容は伏せられる。

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