生活アーカイブ_時刻表を貼る人の夜
生活アーカイブ_時刻表を貼る人の夜
生活アーカイブ_時刻表を貼る人の夜は、遠景市の路面電車の停留所で、季節の変わり目に新しい時刻表を貼り替える人の夜の仕事を記録した一幕である。
貼り替えの夜
時刻表の貼り替えは、最終電車が去った後に始まる。古い時刻表を剥がし、枠の埃を落とし、新しい時刻表を角度がずれないよう貼る。少しでも傾くと「時刻が斜めに読まれる」ため、水平を定規で測ってから貼られる。
貼り替えの作法
- 古い時刻表は破らずに剥がし、日付を書いて控えへ回す。
- 新しい時刻表の右下に貼り替え日を記す。
- 貼り終えたら、一番遠い停留所の端から文字が読めるかを確認する。
剥がされた古い時刻表は、共同記録館ではなく停留所近くの小さな資料室に保存されることが多い。目次だけを読む旅人たちは、この古い時刻表から、かつての運行の空白を読み取ることがある(説)。
時刻表を編む記録員との関係
貼られる時刻表そのものを編むのは時刻表を編む記録員であり、貼る人と編む人の間では「読みやすさ」についてのやり取りが交わされる。
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