古代王国_創作特集
古代王国_創作特集
無環期、一つの王座が多くの世界を治めたと伝わる古代王国の断片集である(説)。
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一、削られた一区画(無環期・説)
古代星環文明の七灯碑文には、削られた一区画があるという。
碑文のどこか一列だけ、文字が削り取られ、誰のものでもない空白が残っている。
「ここには何があったのか」と問われても、誰も答えない。削られた者も、削った者も、名を残さなかった。
ただ、その空白は七灯のどこにも属さず、光を集めなかった区画だったと、余白の伝承は語る。
二、王座の影(無環期・説)
古代王国_王座は、多くの世界の上に一つだけあった。
王座に座る者は、光を集め、すべての世界をその影の下に治めたと伝わる。
だが王座の影は長く、影の届かない場所に、光を誰にも集めさせない国が生まれたという話もある。
王座がどう終わったかは、三つの終わりとして語られる。王の退場、七灯の反乱、境界の再開。
三、三つの終わり(無環期末・説)
古代王国_王の退場は、三つの形で語られる。
王座を空にした王。七灯に反旗を翻した者たち。そして、閉ざされていた境界を再び開いた者。
いずれの終わりも、どれが真実かは定かでない。三つは併記され、ひとつに潰されることはなかった。
古代王国の崩壊後、王座を継ぐ国、七灯を守る国、そして光を誰にも固定しない自由国が、それぞれの道を歩み始めた。
これらの断片は口承と碑文の余白に依托する伝承(説)として、確定の事実ではなく収められている。
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