小杉世界_枯れ枝文書館
小杉世界_枯れ枝文書館
枯れ枝文書館は、小杉世界で風に落ちた小杉の枝を預かり、その枝にまつわる記憶を書き留める文書館である。
収蔵のしくみ
小杉の枝は、風で落ちたものだけが収蔵される。枝を手で折ることは伐採の禁忌に触れるため、文書館は「風が落としたもの」だけを受け取る。持ち込まれた枝は、その枝が落ちた日の天気と、枝を拾った人の口述とともに記録される。
枝は返却されない。代わりに、預けた人は「枝にまつわる記憶の写し」を受け取る。写しは読まれた後に消える文字で書かれ、読了後は元の記憶として枝に返るとされる。
記録の方針
- 枝にまつわる記憶が複数ある場合は、すべてを併記する。どれが正しいかを決めない。
- 記憶が「失われた」と申告された枝は、記憶返還審査会の巡回相談の対象になる(説)。
- 収蔵された枝の数は、小杉世界_年表に「風の落としもの」として記される。
建物
文書館の建物は木材を使わない。小杉世界の「木を使わない暮らし」の慣習に従い、壁は布、屋根は紙、土台は石でできている。館内で木材が使われているのは、小杉そのものの模型ひとつだけである。
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