小杉世界_年輪記録所
小杉世界_年輪記録所
年輪記録所は、小杉世界の中心に立つ小杉の年輪を数え、世界の経過を記録する小さな建物である。小杉世界では、小杉の年輪が一年ごとに増えることを世界の暦とする。この建物は、その年輪を数える役目を負う。
役割
年輪記録所の仕事は、年輪の数を数えて記録し、その増減を世界の年表へ書き足すことである。ただし、年輪の数え方は地域によって異なり、記録所は「どの数え方が正しいか」を定めない。複数の数え方を並べて記すのが、この建物の流儀である。
記録官は世界で最も早起きな人とされる。年輪の数え直しは日の出前に行われ、その理由について記録所は「朝一番の光が年輪を最も素直に見せるから」と説明する。
記録の形式
- 年輪の記録は「読まれた後に消える文字」で書かれる。読み手が読了を申告すると、その文字は紙ごと消える。
- 消えた記録は小杉の根元へ返され、根の市で「今日の天気」の材料にされると伝わる(説)。
- 年輪の「欠け」は、その年の出来事の記録が失われたことを意味する。欠けの原因は不詳のまま併記される。
統一世界政府との関係
年輪記録所は、統一世界政府の越境危機に関する共同権限の対象外とされる。小杉の枯死や根の越境といった小杉世界の境界に関わる危機が起きた場合のみ、統一世界政府は記録所を通じて状況の報告を受ける。実際に報告が行われた事例は、いまだ記録されていない。
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