小杉世界_伐採の禁忌
小杉世界_伐採の禁忌
伐採の禁忌は、小杉世界における最大の禁忌である。小杉を伐採することはこの世界で唯一、名前を失う対象とされる行為であり、禁忌を犯した者は、名前を年輪から消される。
禁忌の内容
禁忌の対象は、小杉そのものの伐採と、生きた枝を手で折る行為である。枯れ枝文書館が収蔵する枝は「風が落としたもの」に限られ、この線引きが禁忌の境界とされる。
- 伐採は、この世界で最大の禁忌とされる。
- 風で落ちた枝は禁忌の対象外。ただし、風に乗せて枝を落とすことは禁忌と見做される(説)。
- 枯れ枝の利用は認められるが、小杉の幹に触れる道具を世界の中に作ることも避けられる。
名前を年輪から消す
禁忌を犯した者の名前は、年輪記録から消される。これは市民記録局の登録を消すこととは別の手続きであり、年輪記録所の記録官がその執行を担う。
- 名前を消された者のその後について、記録は残っていない(説)。
- 名前を消す執行が行われた事例は、小杉世界_年表にいまだ記されていない。
- 年輪に刻まれた名前を消す道具もまた、この世界では作られない。消去は「記録が自然に欠ける」形で行われると伝わる(説)。
統一世界政府との関係
統一世界政府は、伐採の禁忌を小杉世界の文化・法制度の主権の一部として扱い、介入しない。小杉の枯死や根の越境といった境界に関わる危機が起きた場合のみ、共同権限が発動されるが、伐採そのものが共同権限の対象になった事例はない。
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