夜間回廊文庫_欠番の本
夜間回廊文庫_欠番の本
夜間回廊文庫_欠番の本は、夜間回廊文庫の欠番棚に収められた蔵書である。いずれも頁番号や蔵書番号が欠番となっており、欠番を埋めずに保存する。
欠番の種類
| 種類 | 例 | 由来 |
|---|---|---|
| 頁欠番 | 3頁の次が7頁 | 抜け落ちた頁を補わない |
| 章欠番 | 第二章の次が第五章 | 章自体が存在しない |
| 蔵書欠番 | 蔵書番号12の次が15 | 欠番番号の本は[[共同記録館_草稿保管庫 |
| 貸出欠番 | 貸出証番号の飛び | [[夜間回廊文庫_貸出証と星環印章 |
欠番は薄明圏の棚卸しや星環891年の番号整理に倣い、欠番を埋めない方針で扱われる。欠番を埋めると、欠番が存在したこと自体が消えるためである。
蔵書の例
『欠番三冊』
三冊組の本だが、第二冊が欠番として存在しない。一冊目と三冊目を並べると、間に一冊分の空間が生じる。空間は「第二冊の余白」として、余白だけの本と同様に読まれる。
『頁番号のない本』
頁番号自体が振られていない本。代わりに各頁の余白に小さな星環印が押され、印の濃淡で順序を示す。順序は押印簿の濃淡と照合して確認される。
『星環891年の欠番台帳の写し』
星環891年の棚卸しで確認された欠番の一覧の写し。原本は共同記録館にあるが、写しは回廊文庫の欠番棚に置かれる。原本と写しを同じ棚に置かない運用は、協定に倣う。
読み方
欠番の本では、欠番自体を読む。例えば頁欠番の本では、3頁から7頁へ飛ぶ間の「4頁から6頁が存在しないこと」を読む。貸出証には「欠番を読んだ」と記される。欠番を読まなかった場合は「連続していると思い込んだ日」として「読まなかった日」欄へ記される。
保存と展示
欠番の本は、欠番の箇所に栞を挟んだ状態で展示される。栞には「欠番」とだけ記され、欠番の理由は記されない。理由を記すと、欠番が「説明可能な欠損」となり、欠番としての性格を失うためである(説)。
関連項目
RELATED ARTICLES
関連する記録
夜間回廊文庫_索引だけの本本文を持たず目次・索引だけを収めた本。本文の不在を欠損ではなく構成として扱う蔵書。夜間回廊文庫_返却期限のない本返却期限が設定されない本の来歴と運用。期限を切らないことで読まなかった時間を記録する蔵書群。夜間回廊文庫_余白だけを残した本本文を削ぎ落とし余白だけを残した本。余白を本文として読む試みと、余白を読むための二つの灯りを記す。夜間回廊文庫_書架に挟まれた手紙書架の隙間に挟まれたまま見つかった手紙群。宛先も差出人も特定せず、挟まれた状態のまま保管される資料。夜間回廊文庫_星環共通印章の押印簿回廊文庫で押された星環共通印章の濃淡を記録する押印簿。印影の濃淡で原本と写し、貸出と返却を区別する台帳。夜間回廊文庫星環暦で25時から26時の間にだけ開く回廊状の文庫。二十五の棚に未返却・欠番・余白の本を収め、共同記録館と連携して保留の記録を預かる施設。
この記事のメモ
読書メモを記事ごとに、このブラウザだけへ保存できます。
メモはまだありません。
メモはサーバーへ送信されず、別の端末やブラウザとは同期されません。